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中国のEVバッテリー交換ステーションとは何か?3分で満タンになるもう一つの選択肢

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EV(電気自動車)の普及が進む中国では、「超急速充電」と並んで注目されている技術があります。

それがバッテリー交換ステーション(換電ステーション)です。

一般的なEVは充電器につないで電気を補充しますが、中国では車のバッテリーそのものを丸ごと交換する仕組みが実用化されています。

なぜ中国はバッテリー交換という独自路線を進めているのでしょうか。

目次

EVバッテリー交換ステーションとは

バッテリー交換ステーションは、EVの電池パックを自動で取り外し、新しい電池へ交換する施設です。

利用者はステーションへ車を入れるだけです。

交換作業はロボットが行い、人が工具を使う必要はありません。

車を停車して数分待つだけで、新しいバッテリーを搭載した状態で出発できます。

ガソリン車の給油に近い感覚で利用できることが特徴です。

中国ではなぜ普及したのか

最大の理由は充電時間です。

EV最大の弱点は長い充電時間でした。

中国ではEV販売が急増した結果、

  • 充電待ち渋滞
  • 高速道路の混雑
  • 都市部の充電不足

が問題になりました。

そこで生まれた発想が、「充電するのではなく交換すればよい」という考え方です。

実際に交換時間は3〜5分程度とされ、急速充電よりもさらに短時間で利用できます。

中国最大手はNIO

この分野で有名なのが中国EVメーカーのNIO(蔚来汽車)です。

NIOは全国にバッテリー交換ステーションを設置しています。

ユーザーは車両購入時にバッテリーを所有せず、月額料金で利用するプランも選択できます。

これにより、

  • 車両価格を下げられる
  • 電池劣化を心配しなくてよい
  • 常に状態の良い電池を利用できる

というメリットがあります。

BYDの超急速充電とは何が違うのか

最近話題になったBYDの超急速充電は、「数分で充電する」技術です。

一方でバッテリー交換は、「充電済み電池と交換する」技術です。

比較すると次のようになります。

項目超急速充電バッテリー交換
時間5〜10分3〜5分
設備高出力充電器交換ステーション
車両対応対応車種のみ対応車種のみ
電池劣化影響あり管理しやすい

どちらもEVの弱点である待ち時間を解決するためのアプローチです。

なぜ日本では普及しないのか

理由は規格統一の難しさです。

ガソリンはどのメーカーでも同じですが、EVのバッテリーはメーカーごとに形状や性能が異なります。

そのため、

  • 電池サイズ
  • 接続方式
  • 車体設計

を統一しなければなりません。

中国では国家主導で普及を後押ししていますが、日本や欧米ではメーカーごとの戦略が異なります。

結果として超急速充電が主流になっています。

中国は充電と交換の両方を進めている

面白いのは、中国がどちらか一方を選んでいないことです。

現在の中国では、

  • BYD → 超急速充電
  • NIO → バッテリー交換
  • CATL → 交換式電池開発

という形で複数の方式が並行して進んでいます。

つまり中国はEVの弱点をあらゆる方法で解決しようとしているのです。

EV時代は車の持ち方も変わる

中国ではEV普及によって「所有」よりも「利用」を重視する考え方が広がっています。

日本でも同じ流れが少しずつ進んでいます。

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まとめ

中国のEVバッテリー交換ステーションは、充電時間という課題を解決するために生まれた独自の仕組みです。

BYDが超急速充電を進める一方で、NIOはバッテリー交換を推進しています。

どちらが主流になるかはまだ分かりません。

しかし確かなのは、中国が世界で最も積極的にEVインフラを実験している国であるということです。

今後の自動車業界では、車そのものだけでなく「エネルギー補給の仕組み」も重要な競争分野になっていくでしょう。

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