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中国が最も警戒する台湾の友好国はどこか? 小国なのに無視できない「4つの国」

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台湾の正式な国交国は現在わずか12カ国です。

人口数万人の島国から人口数百万人規模の小国まで、大国と呼べる国はほとんどありません。

そのため、「中国から見れば大した存在ではないのでは」と思われがちです。

しかし実際は逆です。

中国は台湾の国交国を非常に重視しています。

なぜなら、中国が本当に警戒しているのは国の大きさではなく、台湾が国際社会に残す外交上の足場だからです。

そして、その中でも特に中国が注目している国があります。

目次

中国が最も警戒するのはバチカン

多くの人はパラオやパラグアイを想像するかもしれません。

しかし政治的・外交的な意味で中国が最も警戒している国はバチカンだと考えられます。

人口はわずか数百人。

面積も世界最小です。

それでも中国にとって極めて重要な存在です。

理由は単純です。

バチカンは台湾を承認する唯一の欧州国家だからです。

もしバチカンが台湾と断交し中国と国交を結べば、中国は「台湾は欧州に正式な友好国を持たない」という外交的成果を手に入れることになります。

これは単なる国交国1カ国減少以上の意味を持ちます。

宗教問題も絡んでいる

さらにバチカン問題は台湾だけではありません。

中国国内には数千万人規模のカトリック信者が存在すると推定されています。

中国共産党は宗教活動を管理したい一方で、カトリック教会は本来バチカンの権威を認めます。

つまり中国とバチカンの関係は、

  • 台湾問題
  • 宗教統制問題

の両方が絡む特殊な案件なのです。

そのため中国は長年にわたりバチカンとの関係改善を模索しています。

軍事面で最も重要なのはパラオ

外交面でバチカンなら、安全保障面ではパラオが筆頭候補になります。

パラオは人口2万人にも満たない島国です。

しかし場所が重要です。

地図を見ると分かりますが、

  • 日本
  • 台湾
  • フィリピン
  • グアム

を結ぶ海域の近くに位置しています。

米中対立が激化する中、この地域は戦略的価値が急上昇しています。

中国が観光客を制限したこともある

パラオは台湾との関係を維持してきました。

これに対し中国は過去に中国人観光客の渡航を制限したと報じられました。

つまり中国は経済力を利用して外交的圧力をかけてきたのです。

それでもパラオは台湾との国交を維持しています。

ここに中国の思惑通りにならない難しさがあります。

マーシャル諸島とツバルも重要

パラオだけではありません。

マーシャル諸島とツバルも中国にとって無視できない存在です。

理由は広大な海域です。

これらの国は人口こそ少ないものの、排他的経済水域を含めると非常に大きな海洋権益を持っています。

中国が太平洋進出を進める中で、

  • 港湾
  • 海底ケーブル
  • 漁業権
  • 海上交通路

は重要な意味を持ちます。

そのため中国は近年、太平洋島嶼国への外交攻勢を強化しています。

台湾にとっても、この地域は最後の重要拠点になっています。

南米ではパラグアイが特別な存在

中国がもう一つ気にしている国があります。

それがパラグアイです。

現在、南米で台湾を承認している国はパラグアイだけです。

これは非常に異例です。

ブラジルやアルゼンチンをはじめ、多くの南米諸国は中国との経済関係を重視しています。

その中でパラグアイだけが台湾との関係を維持しています。

なぜ中国はパラグアイを欲しがるのか

理由は象徴性です。

もしパラグアイが中国を承認すれば、

中国は「南米における台湾外交をほぼ完全に終わらせた」と主張できるようになります。

逆に言えば、パラグアイが残り続ける限り、中国の外交的勝利は完成しません。

人口600万人程度の国ですが、その存在感は数字以上に大きいのです。

中国が本当に見ているのは国の大きさではない

台湾の国交国を見ると、

  • 人口数万人
  • 小さな島国
  • 開発途上国

が目立ちます。

しかし中国が見ているのは人口ではありません。

中国が見ているのは、

  • 国際社会での1票
  • 戦略的位置
  • 宗教的影響力
  • 地域外交への波及効果

です。

だからこそ人口数百人のバチカンも、人口2万人のパラオも、中国にとって重要になります。

日本との違い

日本人の感覚では、

「大国が重要で小国は重要ではない」と思いがちです。

しかし外交の世界では必ずしもそうではありません。

国連総会では大国も小国も1票です。

さらに太平洋の島国は海洋戦略上の価値を持ちます。

バチカンは宗教外交の中心です。

つまり国際政治では、人口よりも位置や役割の方が重要になる場合があります。

中国が台湾の国交国を減らそうとする理由もそこにあります。

中国が最も恐れているのは「台湾が消えないこと」

中国は長年にわたり台湾の外交空間を縮小してきました。

実際に台湾の国交国は減少しています。

しかし完全には消えていません。

バチカンは欧州における台湾外交の象徴です。

パラオやマーシャル諸島は太平洋戦略の要衝です。

パラグアイは南米最後の拠点です。

中国が本当に警戒しているのは、これらの国そのものではありません。

台湾が今も国家として認められ続けている現実です。

そして皮肉なことに、その最前線に立っているのは世界地図では目立たない小国たちなのです。

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この記事を書いた人

東アジア観測所は、中国・東アジアの経済、社会、テクノロジー、地政学を観察するメディアです。
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